April 18, 2005

ドイツ・フェルメールの旅 〜Travel is troubles with my Skoda〜

ドイツ(車停止)フランクフルトで開催されているフェルメール特集の5作品を鑑賞するために先週末(土日)を利用してドイツ旅行に行ってきた.土曜日午前6時15分,プラハStodulkyで3名を乗せて一路ドイツへ向った.プラウゼニュ(Plzen)の手前でバッテリー警告ランプが赤々と点灯.バッテリーを使わないようにライトを消して走行.昨夜,プラハの駐車場でバッテリーがあがってしまい,バッテリーを新品に交換したばかりなのに...やれやれだぜ...不安がつのる.Rozvadovの国境では,パスポートを軽く見せただけでスタンプを押されずにドイツへ入国.アウトバーンを140km/hで快調に走っていたが,10時にニュルンベルクを通過した直後,まず,カーオーディオのカセットが出てこなくなり,エンジンがノッキングを始め,ウィンカーの光さえも弱弱しくなった.これは危ないと思い,道路脇の小さなパーキングに入った.その途端,エンジンが勝手に停止.小生のシュコダ・ソラ号のエンジンは掛からなくなってしまった.さてどうしたものか.取り合えずローミングを行っているチェコの携帯電話T-Mobileは機能しているが,既に国境を越えてしまっているので,チェコの修理サービスを呼ぶことはできないし,そもそもドイツでの自動車修理サービスの電話番号も分からない.とその時,警察車両と違反で捕まったトラックが狭いパーキングに入ってきた.これはラッキーと,警察官に助けを求めたところ,なんと警察無線でレスキューを呼んでくれ,約20分後に修理工が到着.問題はバッテリー本体ではなく発電機にあるのではと疑っていたが,やはり修理工は発電機付近のプラグのチェックを行っている.どうも発電がうまくされていないとのことで,駆動ベルトにテンションをかけるために,小生と二人掛りで発電機を前側へ倒した.すると電流値が12Vを越え(テスターでは12.45Vなのでまだ弱かったが),取り合えずエンジンも掛かり警告ランプも消えた.20kmも走れば充電されるだろうと言われた.料金は無料.親切なドイツ人達に助けられた.ドイツ語だけでのやり取りだったが何とか乗り切った我々は,約1時間の遅れを取り戻すべくアウトバーンを更に東へ進んだ(帰路の高速道でレッカーに運ばれてしまうという最悪のトラブルに見舞われることになるとは,このとき誰も予想だにしてはいなかった).



フランクフルト1フランクフルト桜
先日のポーランド旅行でも素晴らしいナヴィゲーションを行ってくれた助手席のプラハのヨン様の的確なガイドと小生の華麗な運転テクで,午後1時過ぎにフランクフルトのユースホステル「Haus der Jugend」に到着.プラハから約600kmの道のりだった.一服後我々はマイン川沿いを散歩.桜がとても美しかった.こちらの桜は日本の染井吉野とは異なり,花弁が沢山ついている.葉桜気味だったが,やはり桜は日本人の情緒を刺激する.ドイツ建築博物館の喫茶で昼食をとり,この旅のメインイヴェントとなるシュテーデル美術館へと入館した.フェルメール特集17世紀オランダ絵画展が開催されているシュテーデル美術館は,世界中からの多くのビジターで混雑していた.そして美術館のあちこちに貼られた今回の目玉であるフェルメールの5作品の一つである「手紙を書く女」のポスターが,遥か東欧からポンコツのチェコ車で駆けつけた我々を温かく迎えてくれた.17世紀オランダ絵画展は本館の右奥の別館で展示されていた.平静を装いつつも鼓動が高鳴った.そしていよいよ2階一番奥のフェルメールの部屋へと足を踏み入れた.今回展示されていたフェルメールは,以下の5作品.やはり一番感動したのは「地理学者(Geographer)」であった(前回来たときは他の美術館に出展中で見られなかった).フェルメールの光と影,柔らかで自然な光と陰影の描写は筆舌尽くし難い.フェルメール作品のリアリズムと独特の安らぎを覚える日溜りの情景は,同じ17世紀のオランダ画家達には見られない.いつまで見ていても飽きることはない5作品をじっくりと堪能.今回の特別展示会のタイトルでもある「Senses and Sins」は,フェルメールの絵「手紙を書く女」を表現した言葉なのだと思った.小生は美術館で購入したガイドブック「Senses and Sins」を読みながらオランダ絵画を楽しんだ.我々はシュテーデル美術館で各々至福の3時間を過ごした.この美術館は常設展示品もなかなか楽しめるのでお薦めである.小生のシュテーデルの一番のお気に入りであるルノアールの読書する少女とも再会できた.

恋文恋文(The Love Letter)(アムステルダム国立美術館,オランダ)
窓辺でリュートを弾く女窓辺でリュートを弾く女(Woman with a Lute)(メトロポリタン美術館,米国・ニューヨーク)
地理学者地理学者(Geographer)(シュテーデル美術館,ドイツ・フランクフルト)
手紙を書く女手紙を書く女(A Lady Writing)(ワシントンナショナルギャラリー,米国・ワシントンDC)
レースを編む女レースを編む女(Lacemaker)(ルーヴル美術館,フランス・パリ)

フランクフルト2フランクフルト寿司美術館を後にして,フランクフルト市内を歴史の薀蓄を語りながらブラブラと散策(写真は第二次世界大戦後に再建されたレーマー広場).夕食は「みくに」で美味い寿司を食べ,更にフランクフルトの地ビールを楽しもうと,ユースの近くの飲み屋で深夜までビールを楽しんだ.

andromedayaki at 23:59│Comments(2)TrackBack(0)フェルメール 

 トラックバックURL...記事に関係ないTBは削除させて頂きます

この記事へのコメント

1. Posted by Hr. N   April 20, 2005 20:03
これだけ、フェルメールの絵が並んでいるのも壮観ですねぇ・・・素晴らしい!
2. Posted by ソラ   April 21, 2005 16:11
あまりに贅沢で欲張りすぎるのも良くないかも.
フェルメールは世界を廻って,じっくりと少しずつ
楽しんでいくのが良いかもしれませんね.

現在,ドレスデンの「窓辺で手紙を読む女」は,5月22日まで日本の兵庫県立美術館で展示されているそうです.また同美術館では10月25日から来年の1月15日まで「恋文」が展示されるので,神戸へ移住してすぐに「恋文」と再会できそうです.
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/top.html

6月下旬にドレスデンを訪れますので,欧州最後のフェルメールは「窓辺で手紙を読む女」で締めくくりたいと思っています.

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
チェコの愛車
シュコダ
シュコダ・フェリツィア, 1300cc, 5MT, 1995年型
神戸の愛車
プジョー
プジョー206-S16, 2000cc, 5MT, 2001年後期型
プロフィール
最新コメント
空 犬