May 24, 2005

プラハの春の夜

プラハの春コンサート1昨夜は20時から,プラハの市民会館スメタナホールで「プラハの春コンサート」を楽しんだ.演奏は由緒あるオーケストラ「シュトラウス・オーケストラ(Sachsische staatskapelle Dresden)」.演目も素晴らしく「プラハの春」にふさわしいコンサートであった.今夜のメインであるブラームスの交響曲第2番,全4楽章のうち第2楽章はチェコの初夏の草原を走り抜ける風のような心地良い音楽,そして第4楽章で感動のクライマックスを迎えた.指揮者のヤコフ・クライツベルグ(Yakov Kreizberg)は,細身だが迫力と躍動感ある素晴らしい指揮を行い,見ていても飽きなかった.小生はプラハの音楽家とごいっしょさせて頂いたのだが,席は750Kcの中央やや後ろ寄りのセンターで,スメタナホールの音響を体一杯に浴びることができる最高の席であった.正面(オケの背後)のオルガン席(300Kc)には,小生の知り合いの姉妹もいらっしゃった.背後の席は,指揮者の表情などがよく見えて楽しいそうだが,やはり音響は悪いとのこと.コンサート後のカフェ「ルーヴル」で茶をしばきながら余韻を楽しんでから帰宅.素晴らしいプラハの春の夜であった.

bannerクリックしてブログランキングのご協力を


プラハの春コンサート2
プログラム:
カール・マリア・フォン・ウェーバー (Carl Maria von Weber)
オペラ「魔弾の射手(Der Freischutz)」より序曲
フランツ・シューベルト (Franz Schubert)
交響曲第3番(全4楽章)
ヨハネス・ブラームス (Johannes Brahms)
交響曲第2番(全4楽章)

指揮:ヤコフ・クライツベルグ(Yakov Kreizberg)
ロシア・サンクトペテルブルグ生まれ.1976年にアメリカに亡命後,レオナルド・バーンスタイン,小澤征爾らに師事.その他数々の賞を受賞,世界各地の有名オーケストラを指揮し,業績を積む指揮者の一人.

演奏:Sachsische staatskapelle Dresden
1548年設立.世界で一番古いオーケストラの一つだが4世紀半以上もの間,一度も中断することなく演奏活動し続けている世界で唯一の楽団である.各時代で活躍した音楽家達が絶賛する名の知れたオーケストラであるがその中でも作曲家リチャード・シュトラウス(Richard Strauss)とこのオーケストラには深い関係があり彼の作曲したオペラのうち,9作品はこのオーケストラによって初演され彼自身も60年以上このオーケストラと共に演奏活動を行っていた.以来,この楽団は別名「シュトラウスオーケストラ」と呼ばれている.(情報提供音楽家M)


andromedayaki at 13:47│Comments(3)TrackBack(0) チェコ 

 トラックバックURL...記事に関係ないTBは削除させて頂きます

この記事へのコメント

1. Posted by s   May 25, 2005 03:45
ブラームスの2番、うらやましいです。
1楽章のはじめもいいですよね。
2. Posted by まーらいおん   May 25, 2005 06:15
結局プラハの春は行ってないかな〜。
チェコ人は「演奏は同じ値段は高い」って言って行きませんけども、お祭りのときは見たいっていうのが心情ですよね。こちらではシベリウスが有名な作曲家としていましたが(例によって知らなかった)、なんかコンサートとかあるといいなあ。あっても高そうですが....。

3. Posted by ソラ   May 25, 2005 14:29
クラックコンサートやオペラ、美術館に頻繁に行く
ようになったのは、プラハへ来てからです。
春の音楽祭は高いですが、日本では考えられない
リーズナブルな値段で聴けるのがいいですよね。
生コンサートは普段使わない五感を刺激される様で
楽しいですね。日本へ帰ってからも、もっと幅広く
芸術を楽しもうと思っています。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
プロフィール

SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

最新コメント
空 犬