May 29, 2005

コノピシュチェ城

コノピシュチェ城コノピシュチェ城を訪問.コノピシュチェ城はサラエボ事件(サラエヴォでオーストリア皇太子がセルビア人の青年に暗殺されたのが引き金になって第一次世界大戦が始まった)で暗殺されたオーストリアのフェルディナンド皇太子の居城として有名.実はこの城は小生の家から車で20分ほどのところなのだが,未だに入城したことがなかったので今日は中を攻めてみることにした.

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コノピシュチェ城2ガイドツアーも大変込んでいたので,空いていたチェコ語のコースで回った(100Kc).中にはフェルディナンドが狩で仕留めた獲物の数々が展示されていた.採取年月日と場所が記された鹿の角や,剥製,毛皮,そして彼がスリランカで殺した3頭の像の足がそのまま置物になっていてびっくりした.彼が生涯で殺した30万頭(単純平均で1日16頭)の動物に因んだ展示はちょっと気持ち悪いが,一方で,銃器(ピストルはチェコ語)や鎧の数々は見応えがある.欧州では3番目のコレクションを誇るそうである.ガイドのお姉ちゃんのチェコ語がよく分からなかったが,後でチェコ人に聞くと,ちゃんとしたチェコ語を話せない女性だったらしい(飲み屋チェコ語だと言っていた).チェコ語は難しいので,30歳過ぎてようやく正確なチェコ語を話せるようになると聞いたことがある.日本人は文法に拘るので,我々がチェコ語を話すと,日本人だとすぐに分かるそうである.

Konopiste_picture城の入り口の橋の上で絵描きの老人に声を掛けられた.一見どうみても売れんだろうと思われる汚らしい絵が並んでいたので,可愛そうに思って近寄ってみた.少しお話してみると,コノピシュチェ近辺で絵を描いているそうだ.何処から来たのか聞かれたので日本人だけどオンドジェヨフだと言うと,すぐに天文台のあるところだと分かったらしく,親しげにまくし立てて来たが,何を言っているのか分からなかった.1枚50Kcだったので,全ての絵の中から気に入った1枚を購入.何か袋にでも入れてくれるのかと思ったら,丸めてくれた(elastickyというチェコ語を覚えた,そのままやんけー).実はチェコに来て初めて絵を購入したのだが,こんな田舎の老人が描く水彩画の方が,温かみがあって素晴らしい絵に見えてきたので,丸めた絵を大切に持ち帰った.この絵を見て気付いたのだが,コノピシュチェ城を望む最高の場所は,池の向こう側にあるということ! 人がいない静かな夕暮れにでも来てみたい.

コノピシュチェ城4プラハのラジオ局ブラニークがイヴェントをやっていて千人はいようかと思われる黒山の人だかりであった.近くの池ではチェコ人が沢山泳いでいた.チェコには海が無いからか,普通の(あまり綺麗とは思われない)池で皆泳いでいる.大丈夫なのか?と聞くと,日差しが強い日は消毒作用で雑菌も減るから大丈夫とのこと.日差しが強い夏前までが池泳ぎにお薦めだそうだ.本当かー?

andromedayaki at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) チェコ 

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SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

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