June 17, 2005
新たなフェルメール作品
フェルメール(Johannes Vermeer, 1632-1675)の新たな作品,「天文学者」と「地理学者」の合作が昨日NASAから発表された.最新のフェルメール作品には,ハッブル宇宙望遠鏡や太陽観測衛星SOHOなどの時代を超えた天文画像なども随所に盛り込まれている.
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小生は2つの絵画を鑑賞したことがある.「天文学者」は昨夏にパリのルーヴル美術館で,そして「地理学者」は今年の4月にフランクフルトのシュテーデル美術館で鑑賞した.両者とも素晴らしい陰影画法だ.「天文学者」は1668年の作品,「地理学者」は1669年の作品である.改めて両者を見ると同一人物のような感じだ.彼は地物出身の天文学者かもしれないし,天文で食いっぱぐれて地理学者になったのかも.
来週はいよいよフェルメールの故郷で,「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)(Girl with a pearl earring, 1665)」,「デルフト眺望(View of Delft, 1660-61)」,「ディアナとニンフたち(Diana and her nymphs, 1655-56)」(デンハーグ,マウリッツハイス美術館),「恋文(Love Letter, 1669-70)」,「青衣の女(Woman Reading a Letter, 1662-63)」,「小路(The Little Street, 1658)」,「牛乳を注ぐ女(The Kitchen Maid, 1658)」(アムステルダム国立美術館)を一挙に見てくる.更に嬉しいことに,ウィーンの美術史博物館の「絵画芸術(The art of painting, 1668)」も例外的展示が行われている.これは,1995〜96年にワシントンDCナショナルギャラリーとマウリッツハイス美術館で開催された空前絶後の大フェルメール特別展(23点のふフェルメールが集結)の際,「絵画美術」はメンテナンスのために展示できなかったことに起因する.そのリベンジとなる展示が9年後の今年(3月25-6月26)に行われているとのこと.一方,「恋文」はシュテーデル美術館でのフェルメール特別展示以来の再会となる.今回は,まさにフェルメール尽くしである.もちろんレンブラントの作品「テュルプ博士の解剖学講義(The Anatomy Lecture of Dr. Nicolaes Tulp)」も楽しみだ.アムステルダム国立美術館では,17世紀のオランダ画家「Gerard ter Borch」の特別展もやっているようだ.
http://www.d7.dion.ne.jp/~oldcity/GirlPearlEaring.htm
来週はいよいよフェルメールの故郷で,「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)(Girl with a pearl earring, 1665)」,「デルフト眺望(View of Delft, 1660-61)」,「ディアナとニンフたち(Diana and her nymphs, 1655-56)」(デンハーグ,マウリッツハイス美術館),「恋文(Love Letter, 1669-70)」,「青衣の女(Woman Reading a Letter, 1662-63)」,「小路(The Little Street, 1658)」,「牛乳を注ぐ女(The Kitchen Maid, 1658)」(アムステルダム国立美術館)を一挙に見てくる.更に嬉しいことに,ウィーンの美術史博物館の「絵画芸術(The art of painting, 1668)」も例外的展示が行われている.これは,1995〜96年にワシントンDCナショナルギャラリーとマウリッツハイス美術館で開催された空前絶後の大フェルメール特別展(23点のふフェルメールが集結)の際,「絵画美術」はメンテナンスのために展示できなかったことに起因する.そのリベンジとなる展示が9年後の今年(3月25-6月26)に行われているとのこと.一方,「恋文」はシュテーデル美術館でのフェルメール特別展示以来の再会となる.今回は,まさにフェルメール尽くしである.もちろんレンブラントの作品「テュルプ博士の解剖学講義(The Anatomy Lecture of Dr. Nicolaes Tulp)」も楽しみだ.アムステルダム国立美術館では,17世紀のオランダ画家「Gerard ter Borch」の特別展もやっているようだ.
http://www.d7.dion.ne.jp/~oldcity/GirlPearlEaring.htm
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この記事へのコメント
1. Posted by まーらいおん June 18, 2005 17:35
ソラさん、
いいなあ。デルフトの眺望は見てみたいと思っていました。アムスにいくのであれば、ありきたりですがゴッホ美術館も行ってみて下さい(高いですけど)。彼の絵への情熱がわかり、研究に通じるところを感じました。
いいなあ。デルフトの眺望は見てみたいと思っていました。アムスにいくのであれば、ありきたりですがゴッホ美術館も行ってみて下さい(高いですけど)。彼の絵への情熱がわかり、研究に通じるところを感じました。
2. Posted by ソラ June 20, 2005 05:48
ゴッホ美術館も行く予定です.では,ケルンで会いましょう.