July 13, 2005

チェコの健康診断

逆さスーパーマンK戸大学赴任のために健康診断書が必要とのことで,先月,プラハ(チェコ)で最も大きいM総合病院にお願いしていたのだが,言語道断の対応の悪さだったので(人を馬鹿にした態度だったので)病院を変更。プラハ6区に「Canadian Hospital」という主に外国人を受け入れてくれる病院を見つけたので,こちらにお願いしてみた。健康診断書の提出期限が今週始めだったのだが,国民の休日がある7月4日の週は何と病院は1週間休みであったので,本日よやく健康診断を受けることができた。「Canadian Hospital」の対応はすこぶる良く,身体検査&診断,視力,聴力,尿検査を手際よく行ってくれた。ショックだったのは,左目の視力がかなり落ちていたことだ。昔は測定不能(2.0以上)だった両目が,右目は1.2-1.5と良好なのだが,左目が0.9になっていた。悪い訳ではないが,両目の差が大きいので日本に帰国したらちゃんと診てもらった方が良いと主治医に言われた。確かに左目の視力に違和感を感じてはいた。チェコの暗い部屋の中で寝転がって書籍を読んでいたので視力が落ちたのかもしれない。

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軍隊病院レントゲン撮影の施設は無かったので,軍隊病院(Military Hospital)を案内して頂き午後に訪れた。軍隊病院はカレル大学学生寮の向いの広大な敷地内にあった。寮の前に車を止めて,徒歩で病院へ向った。警備員に呼び止められることもなくゲートをくぐると,モダンな病棟が幾つもある巨大な病院であった。CH2棟がX線やCTスキャンの病棟だった。



レントゲン待合室は,骨折したチェコ人でごった返していた(若者も結構いた)。”プラハの石畳は起伏が激しいので,すぐに捻挫したり骨折する”という説は正しいかもしれないと思った。この病院では英語は通じなかった。チェコで小生の名前は,必ず苗字と名前を反対にされてしまうのだが(小生の苗字がチェコ人の名前に,名前が苗字に似ているため),病院で書いた重要書類でさえ勝手に書き換えられそうになった。呼び出し名がひっくり返っていたので指摘した。レントゲン撮影,というより身体検査自体が5年ぶりだった。日本の非常勤ポスドク博士の待遇は悪いので,健康診断すら受けさせてもらえなかったからだ(国民年金もまだ一銭も支払っていない)。次のポストは助手扱いなので,ようやく同年代の人並み程度の生活水準になると思う。



レントゲン写真30分ほど待って30cm角のレントゲン写真を受け取った。再び名前が逆さまに書かれていた。胸の一部に小さな丸い空洞(影?)が見えるのが気になる。明日,レントゲン写真を主治医に持参して診断してもらう。



プラハ国立図書館車中に置いておくと融けて曲がってしまう可能性があるので,レントゲン写真を持ってプラハの街へ繰り出し,クレメンティヌム内にある国立図書館で論文執筆。図書館内の撮影禁止なのだが,こっそりと撮影してみた。カレル大学は既に夏休みなので,学生数はいつもの半分以下ですいていた。




鉄の男ロボタ空が晴れてきたので,ヴァーツラフ広場の芸術作品の撮影に向った。鉄の男,天空の城ラピュタに出てきそうなロボタや,逆さスーパーマンなどが見所であった。現在,プラハの様々な場所にオブジェが出現しており,これらには全てナンバーが振られており,インターネットで投票をする仕組みになっているようだ。「Gallery Art Factory

さあ,今晩はいよいよスペースシャトル「ディスカヴァリー」の打ち上げだ!


andromedayaki at 14:35│Comments(2)TrackBack(0) チェコ 

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この記事へのコメント

1. Posted by Hr. N   July 13, 2005 18:49
健康診断無事にプラハでできてよかったです。
ドレスデンの日本人のお医者さんは実は先月帰国されました。

では今週土曜日に、プラハで。

2. Posted by ソラ   July 15, 2005 16:20
いろいろとありがとうございました。
では土曜日にプラハで。

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SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

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