July 25, 2005

チェコ人情旅行と世界遺産三昧

南ボヘミア湯バーバの塔週末は,ボヘミアの大地を駆け巡り,多くのチェコ人たちと触れ合い,思い出に残る素晴らしい時を過ごした。撮影した写真は500枚に上る。引越し前の忙しい最中なのでハイライトだけ簡単に記し,チェコ人情旅行記はまた後日にまとめることにしよう。
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ミヤビミヤビ金曜18時。プラハのカレル広場に近い和食レストランにお世話になったチェコ人17名を招待した。和室を初めて体験した彼らは,まずは土足で上がってしまった。更に,テーブルを囲むように立ちっ放しでおろおろしている。チェコ人達はどうやって座っていいのか試行錯誤していたのだ。なんとも滑稽な光景だった。小生が奮発して,チェコ人達に存分に和食を楽しんで頂き大変喜んで頂けた。


トシェビーツュ夕食会後,小生は同僚のロスチャと彼の実家のトシェビーツュへ向った。世界遺産の町トシェビーツェには,5月中旬以来2度目の訪問となった。今回は地元のチェコ人がいるお陰で,前回見逃していたりスキップした場所も観光ができた(トシェビーツェはヴルタヴィーンのとても重要な場所ということも知った)。彼の家族と妹家族らとも交流することができて(彼の母親は大の相撲ファンで,小生が先日紹介したプラハの相撲でお会いしている),小生の車をロスチャの弟さんに譲ることになった。希望額であった4万コルナですぐに話がまとまり,2万コルナと半分はUSドルの現金一括で頂戴して自動車センターへ提出するチェコ語の契約書を交わした。やっと肩の荷がおりた小生はロスチャといっしょに50km離れた世界遺産のゼレナーホラを見学。一度,トシェビーツュへ戻って一服してから,小生はクンジャークへ向けて車を飛ばした。


テルチ途中で,世界遺産のテルチを通過する。世界遺産ハンターとしては見逃せないチャンスである。テルチの狭い入り口ゲートを越えて広場に突入。世界遺産の真横に乗り込み,愛車と世界遺産のツーショットの小さな夢が叶った。


クンジャーク天文塔クンジャーク研究室の大ボスの実家クンジャークへは5月5日以来2度目の訪問となった。前回は無かった9mの天文塔が丁度完成した瞬間に小生が到着した。沈み行く夕日を塔の上から望んだ。我々はクンジャークに住むプラハの建築家(ペトロ&ヤナ)宅にお邪魔して夜更けまでアルコールと奥さんの手料理を楽しんだ。チェコではやはり本物のアブシンスが今でも製造されていることを知った(詳しくはここには書けないのが残念)。



アデル深夜帰宅した小生をアデルが笑顔で出迎えてくれた。


バイクバイク散策翌朝。スリヴォヴィツェなどの強い酒で二日酔いの小生は,朝7時に大ボスに起こされた。

大ボス;「これから(夜勤明けの)妻を迎えにインディフーフ・ハラデッツまでバイクで行くが,いっしょに行かないか?」

ソラ;「友人とツェスキー・ブディヨヴィツェで10時に待ち合わせしているので,それに間に合うなら行きたい」

大ボス;「2時間くらいで戻って来られるから大丈夫だ」

小生もヘルメットを借りて,運動靴とトレパンを履きバイクにまたがった。大ボスを見ると,ヤル気満々の格好に変身していた。

ボヘミアの風を切りながら,野を越え岡を越え,幾つもの湖を通過しての田舎の村々を走る。
とっても気持ち良かったけど,往復50kmも走ったさ〜。

大ボス曰く「先週は,シュマヴァ山で280km走ってきたから,こんなの散歩だよ。酒も抜けて丁度良かっただろう」。

C.クルムロフ1C.クルムロフ2道路工事でかなり遠回りしたこともあり,待ち合わせの時間を1時間遅れてC.ブディヨヴィツェに到着した小生は,プラハからやって来てくれた政治歴史学生のNさんを拾っていよいよ初めてのチェスキー・クルムロフ入りをした。フラデークの城の塔は,まるで「湯バーバ」が住んでいそうな佇まいであり,塔の上からの景色は最高だった。我々は,ヴルタヴァ川べりのテラスで昼食を取り,城ツアーにも参加。御伽の国,世界遺産チェスキー・クルムロフでまったりと3.5時間を過ごした我々の次の目的地は,世界遺産ホラショビッツェだ。


ホラショビィツェNさんは,チェコ国内はもとよりポーランド,ドイツなどの旅でいつも小生の助手席でエクセレントなナヴィゲーションをしてくれる。ホラショビィツェへの曲がりくねった難解な田舎道も的確なアドヴァイスをくれて助かった。5分で終わるはずだった世界遺産ホラショビィツェは,祭りの真っ最中で見学には20分ほどを費やした。


フルボカー城テメリーン原発を見ながら車で北上し,フルボカー城に到着。残念ながらツアー見学時間後だったので内部には入れなかったが,素晴らしい城を外から眺めるだけで充分に満足できた。



世界遺産5連発の旅を終えた小生は,プラハの夜景を見ながらレトナー公園で口を湿らせた。おっとプラハも世界遺産だから6連発だ。車さえあれば,チェコの12の世界遺産の半分を二日で回れるんだな。さて小生に残されたチェコの世界遺産は,後1つだけである。残されたタイムリミットは3日。残された世界遺産とは。。。。

andromedayaki at 05:20│Comments(2)TrackBack(0) チェコ 

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この記事へのコメント

1. Posted by Pan.M   July 26, 2005 16:57
世界遺産というだけでなく、人情旅行というのがにくいですね。
ソラさんのチェコ帰還を、皆で待っています。
2. Posted by ソラ   July 26, 2005 17:57
確かにプラハやチェスキー・クルムロフは美しいですが,
チェコの本当の良さは,田舎でチェコ人といっしょに過ごさないと
分からないと思います。都会(プラハ)とは全く違う一面を知る
ことができます。Pan.Mさんも是非チェコの田舎をエンジョイして
ください。

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SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

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