July 26, 2005

チェコの役所の洗礼 To je Skoda!

シュコダ1975シュコダ1995左が1975年,右が1995年式のシュコダ(SKODA)だ。チェコでは30年前のチェコやロシア製の車が,最新式の車といっしょに普通に走っている。高速道では性能(速度)の差が,時には事故にも繋がるので運転には注意が必要だ。先週末に,小生の愛車シュコダ1995フェリツィア「ソラ号」が売れたので,名義変更手続きを行うために,昨日の午後にプラハ郊外のジチャニーに行ってきた。しかし,ここにきて忘れ掛けていたチェコの役所の恐るべき洗礼を再び受けることになってしまった。bannerチェコの役所の悪しき洗礼を読んだらクリック



自動車登録所社会主義時代の陰鬱なビルの5階に自動車各種登録を行う窓口がある。小生はここで自動車登録やナンバープレートの交付をしてもらった。


順番待ちチェコの役所は,順番待ちが大変だ。整理券を貰っても数時間は待たなければならない。数時間待った挙句に書類が足りないと一蹴されて出直すこともしばしばだし,役所は午後5時きっかりに終了する。整理券は当日しか有効でないので,翌日出直す必要があるのだ。外国人警察で行うビザ更新の際に泣かされることは普通である。

小生の受付番号は104番。午後3時の時点ではまだ88番だった。備え付けの書類を埋めて待つこと2時間。午後4時45分に103番の人が呼ばれた。ギリギリ間に合いそうだ。小生の横にいた106番を持った兄ちゃんは,帰って行った。最後のチャンスを伺うチェコ人が5〜6人ほど残っている。さーてそろそろ呼ばれるかなと思った時,無常にも午後5時ジャストに電光掲示板が消えてしまった。「まじかよ!(シュコダ!)」。しかしチェコ人達は皆文句を言わずに静かに帰って行く。そう,ここチェコではこれが普通なのである。高速道では我先にとぶっ飛ばすチェコ人だが,役所の順番待ちには忍耐強い。行列(非効率な順番待ち)は社会主義時代の悪い名残だと思う。

今朝は朝一番(午前7時半)に来て6番をゲット。無事に手続きを完了させることができた。さて,次は自動車保険の解約だ。これはプラハ5区へ直接行かなければならないようだ。

andromedayaki at 17:43│Comments(3)TrackBack(0) チェコ 

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この記事へのコメント

1. Posted by まーらいおん   July 27, 2005 01:14
これ日本のロシア大使館とかでも同じですね。元共産国家ではどこもこんな感じなんでしょうか。なんか外国人警察の悪夢がよみがえるようだ。
2. Posted by クラドノ   July 27, 2005 19:34
整理券が発行されるところはマシ。「最後の人誰ですか」といって待つのも、まだ「秩序のかけら」ぐらいは感じさせてくれます。「最後はだれですか」といっても誰も答えない(地方の外国人警察}にいたっては憤りの持って行きどころすらないのです。それにしても、チェコ人はよく我慢してる。
3. Posted by ソラ   July 27, 2005 23:45
☆まーらいおんさん
外国人警察は,どの国も同じような状況みたいですね。
特に日本入国の際の外国人の扱い(事前の書類審査なども含む)は最悪で,インテリ留学生が激減している(犯罪に手を染めるレベルの低い留学生が増えている)理由でもあるようです。

☆クラドノさん
書き込みありがとうございます。
確かに,プラハ郊外の外国人警察でビザ申請を行ったときは,整理券が無くて,4時間くらい立ちっ放しで並びましたね。釣りなどに使う携帯用の椅子を持っていくといいと思いますよ。

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流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

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