July 29, 2005

さらばプラハ,重量オーバーの帰国劇

プラハ今日も猛暑で,記録を更新したようだ。絵葉書,コップ,皿,スプーン,ボヘミア・グラス,ヴルタヴィーンのアクセサリーなどをどっさり購入して60リットルの登山用ザックに詰め込んだ。黒いマドンナの家のカフェで茶をしばき内部のキュビズムを拝見してから,テスコでベヘロフカ,フェルネットを購入し(ワインは重いので諦めた),午後3時に空港に到着。荷物番をしてくれた同僚パヴェルと合流し,小生はチェックインを行った。ここで問題発生。


帰国便今から2年前,70kgオーバーでチェコへ来た時は,スカンジナビア航空に超過料金30万円支払った経験のある小生は,今回は同じ失敗を繰り返さないようにしていた。小生はアムステルダムからのJAL便の預け荷物の上限を20から30kgにする手続きをしていたのだが,この情報がプラハからアムステルダムへ飛ぶチェコ航空に伝わっていなかったのである。小生のトランクケースの総重量は32kgになっており,1kg当たり2000Kc(総額24000Kc=10万円弱)を請求された。実はこの事態は小生の知り合いであるJALプラハ支店のIさんから既に知らされていた想定問題であり,小生は冷静に事情を説明して支払いを拒否した。その結果,支払いをせずにトランクを預けることに成功。しかし,アムステルダムで荷物は降ろされてしまうことになったが,小生はそれに了解した。アムステルダムでは1.5時間の猶予しかないので,このことが後で際どい状況を作ることになってしまうかもしれないということは承知していた。空港には,昨日の助っ人Nさんが再び掛け付けてくれた。空港近くの郵便局で最後の荷物2つを発送し,3人で軽く茶をしばいてからプラハを後にした。空からはチェコの霊峰ジープ山が良く見えた。


アムステルダムチェコ航空の出発が20分ほど遅れたので,もうあまり時間が無い。更にアムステルダム空港は巨大だ。一度出国手続きをしてから手荷物を受け取り,再びチェックインカウンターへ行くと,既に人が居ない受付の黒人のお兄さんに「Mr.ソラさんですか?」と聞かれた。どうやら小生の異例の事態は,チェコ航空からJALへ伝わっていたようである。「入国審査は只今非常に込んでいますので,もう間に合いません。私が特別ルートでご案内しましょう」と言われた。チェコ航空と違い流石JALの対応は素晴らしい。ジェントルマンの彼の誘導で行列をスキップして,入国審査と手荷物チェックを受けて,ジャスト・オン・タイムで出発ゲートに到着した。最後の最後まで危ない橋を渡る帰国劇となった。


andromedayaki at 23:59│Comments(2)TrackBack(0) チェコ 

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この記事へのコメント

1. Posted by Donna   August 06, 2005 09:28
こんにちは!
無事に日本に戻られた様子で何よりです。

荷物も・・・。一安心しました。色々難問はあったようですが
さすがのソラさん★現地解決していただいてホッとしました。

日本の生活もきっと早速楽しまれているんでしょう〜

本当は最後にお会いできると良かったのですが。またプラハで
お会いできるのを楽しみにしております♪




2. Posted by ソラ   August 10, 2005 12:02
☆Donnaさんこんにちは。
いろいろとお世話になりました。
JAL便も直行便ができるとありがたいのですが,
現状だと手荷物超過手続きは,かなりのリスクがありますね^^;
それでは,いつかまたプラハで飲みましょう。

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SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

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