September 08, 2005

大荒れの宇宙天気と探査機ハヤブサ

フレア本日未明9月8日2時(世界時7日17時)に、X17クラスの猛烈な太陽フレアが東端で発生。フレアの強さ(太陽のX線強度)がX1(X1 = 1x10E-4 Watts/m2 )というレベルに達すると大規模フレアと呼ぶが、太陽活動極小期にも関わらず、今回のフレアは30年間の観測史上第5位に入る超特大フレアだった。フレアに伴う高エネルギー宇宙線は、探査機や衛星にとっては時には重大な影響を及ぼしかねない。「はやぶさ」は、地球から見て太陽の裏側(東寄り)にいるので、太陽活動がモニター出来ないのだが、恐らくあちらは大荒れの宇宙天気であろう。小惑星まであと150km、フレアに負けずに頑張れ「はやぶさ」。

Trace-2005-09-07T005143今日では、宇宙天気予報という分野がある。NOAAの「Space Weather Today」や「Space Weather.Com」などがある。日本では、情報通信研究機構が情報を提供しており、メールサービスも行っている。オーロラの予報なども可能である。

andromedayaki at 21:15│Comments(1)TrackBack(0) 宇宙・天文・気象・自然科学 | 宇宙研

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この記事へのコメント

1. Posted by ひまわり   September 10, 2005 00:51
私たちに身近な天気予報は気圧配置をみると、明日はどんな天気になるかだいたい想像がつきますが、もし、宇宙天気を天気図で表すとしたらら、どんな図になるんだろう??なんてワクワク。未知なジャンルですね!

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SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

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