September 05, 2006

流星嵐がやってくる

bc496c20.jpg2003年9月に打ち上げられたESAの初の月探査機SMART-1(Small Missions for Advanced Research in Technology)が昨日、月に秒速2kmで激突した。予定通りのスマートな最期であった。
http://sci.esa.int/science-e/www/area/index.cfm?fareaid=10

ハワイにある口径3.6m望遠鏡CFHT(Canada-France-Hawaii Telescope)に取り付けた近赤外線カメラWIRCam(2.1μバンド)で撮影された月面衝突発光の様子。視野角; 2分×2分(月面上で200x200km, 2048x2048 pixels)は、世界最大級の赤外線モザイクCCD。

今回は、世界中数百数千?の望遠鏡が月衝突キャンペーン観測を行っているので、小生は特に観測には興味無くプラハで飲んでいた。

むしろ、来年の9月1日に北米から太平洋北部に掛けて発生する大流星嵐を期待している。この流星雨は、「ぎょしゃ座α流星群」として知られており、来年は母彗星である C/1911 N1(Kiess)彗星の1回帰ダストトレイルがもたらす2000年に1度の現象だ。極大予報時刻は、2007年9月1日11:37(UT)で、極大を中心に流星嵐が約2時間だけ地球を襲う。長周期彗星を起源とする流星群を研究する上では絶好のチャンスである。

Peter Jenniskensと小生らは、既にこの春にNASAに予算を請求しているが、NASA観測機を飛ばす予算が付かなければ(予算獲得の確率は低い?)、小生らはハワイのマウナケア島とハレアカラ島などに別れて観測する計画を申請する。当夜は月齢12で、最悪の満月の僅か3日前の月が空で煌煌と照っているので、大気散乱を抑えるため、航空機や高山からの観測が望まれる。幸いここ数年の「ぎょしゃ群」流星の光度は明るく、0等や1等の流星がメインになると予想している。

「ぎょしゃα」は、小生も学生時代に観測したことがあるが、1時間に2−3個の矮小流星群(dwalf meteor shower)。それが、母天体回帰で大流星群(classical meteor shower)に昇格するんだから、流星群って面白いな。ちなみに今回のプラハIAUで、流星群の名前に関しても再定義することになり、小生も命名委員の一人に選ばれている。

andromedayaki at 03:44│Comments(0)TrackBack(0)宇宙・天文・気象・自然科学 

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