March 18, 2007
プラネタリウム温故知新
稼働するプラネでは日本最古のツアイス製プラネと、メガスターIIが明石市立天文科学館で競演。この世紀のイベントは、3月25日まで開催されている。明石と言えば、日本標準時のシンボルである時計台が、東経135度00分00秒の子午線上に鎮座している。震災で甚大な被害を被った中、プラネタリウム本体だけが被害を受けずに助かったそうだ。
そのプレイベントである「大平貴之講演会」に参加した。
(小生は日本プラネタリウム協会近畿ブロック研修会から参加させて頂いた)
1960年に設置された国内現役最古のカールツアイス投影機と、ギネスブックに認定された世界最高の星数を誇るメガスターIIの同時上映は、プラネファンならずとも必見の価値がある。明石のツアイス投影機は既に引退も決まっているのだが、その星空は、”明るい恒星を明るくリアルに投影する”というツアイスのコンセプトが貫かれており、メガスターにとっても温故知新とも言うべき学ぶべき点があり、非常に興味あるイベントであった。
会場は満員。大平さんの、ジョークを交えた分かり易い解説で、1時間半があっという間に過ぎ去った。昨日から始まった本イベントも大盛況とのこと。
講演会後、日本プラネタリウム協会の面々と宴会。後半、マシンの調整を終えた大平氏と今回の発起人の明石科学館の井上毅氏が合流。両氏とは大学の天文サークル時代からの知り合いでもある小生らは、夜が更けるまで、とてもここには書けないアカデミックでエキサイティングでグロテスクな話題で盛上がった。