スロヴァキア

June 09, 2005

時代に揺れたハイタトラ天文台の歴史

ハイタトラ天文台建設当時現在(左)と建設当時(右)のハイ・タトラ/スカルナテー・プレッソ天文台.現在,ハイ・タトラ地域には3ヶ所の天文台施設がある.「Headquarters and Observational Facilities(山麓にある本部)」「Skalnate Pleso Observatory(標高1800mにある天文台)」「Lomnicky Stit Coronal Station(標高2400mにある太陽コロナ観測所)」.今回のタトラ天文台見学は,小生がここの所長であるJan Svoren博士と親しくしていたこともあり実現した.

bannerクリックしてブログランキングのご協力を
続きを読む

andromedayaki at 23:59|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

June 08, 2005

滑落現場

滑落現場皆様ご心配をお掛けしましてすみませんでした.無事にチェコへ戻って参りました.

昨日は疲労のため休息.改めて滑落した時の状況を考えると,よく助かったと思うし,無謀な登山であったと反省.滑落までのルートを地図に示す.青いルートが昇りで,赤いルートが降り.曲線を描きながら滑落し,中洲状になった岩場に引っ掛かり助かった.落ちる夢を見た時の,あの背筋が一瞬凍りつくような厭な感覚.それが現実になった瞬間のあの気持ちは思い出すだけでも恐ろしいですな.
続きを読む

andromedayaki at 14:11|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

June 05, 2005

タトラ雪山で滑落

タトラ1午前8時過ぎにルーボシュ・K氏,小生の3名は天文台を出発.目指すはヤフニャチー・スティート(Jahnaci stit),標高こそ2229.6mしか無いが,往復10〜11時間の長丁場である.小生が先頭に立ち登山開始.最初の目的地は,ヴェルカー・スヴィシュチョヴカー山頂(Velka Svistovka; 2037.6m).マップに因ると約1時間15分のコース.スヴィシュチョヴカーとはマーモットのこと.この辺りにはマーモットが生息しており,保護地区になっている.途中雪渓渡りなどがあったが,かなりいいペースで登り,山頂まで50分で到着.山頂からは,眼下にゼレネー・プレッソ(Zelene pleso),その名の通り,グリーンの池が輝いている.何と標高差600m近くを降りなくてはならない.目的のヤフニャチー・スティート山(右手の山)の斜面は真っ白な雪で覆われている.装備無しで本当に登れるのだろうか?K氏が心配そうに言う.

続きを読む

andromedayaki at 23:59|PermalinkComments(10)TrackBack(0)

June 04, 2005

スロヴァキア・ハイ・タトラ山へ

ペジノクブラチスラバ駅構内翌朝はユレイにペジノク(Pezinok)駅まで送ってもらい,ブラチスラヴァ駅へ向った(19Sk;スロヴァキアコルナ).ブラチスラヴァ駅構内には,1960年に描かれたスプートニックの壁画がある.未来の共産党社会の様子を描いているそうである.プラハからの夜行列車で到着したK氏と駅で合流し,8時10分に一路ポプラド・タトリ(Poprad-Tatry)へ向った(344Sk).350km5時間半の列車の道中は,ヒマラヤを舞台にした「神々の山峰」(夢枕獏著,集英社文庫)を読み登山へのモチベーションを膨らませた.

続きを読む

andromedayaki at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 03, 2005

スロヴァキア・ブラチスラヴァとモドラ訪問

ブラチスラヴァ17時30分,プラハ中央駅から国際列車ハシェク号(JAROSLAV HASEK)に乗り込み,400km約5時間のブラチスラヴァへの列車の旅.ブラチスラヴァ駅で迎えにきてくれたポロブチャン教授と再会.まずはスロヴァキア科学アカデミーで昼食を食べた(飯は結構まずかった).その後,アカデミーと動物園の裏手にある物理研究所を軽く見学し,暫しアカデミックなお話などをした.写真はオフィスからの景色.山の向こう側がブラチスラヴァ中心街である.
続きを読む

andromedayaki at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 12, 2005

スロヴァキアの山

マッターホルン最近気温が30℃から急に0℃まで下がって体調を崩して,一昨日から頭痛が酷くて昨日は風邪で1日倒れていた.さて,去年の夏(6−9月)は結構な数の山を登頂した.数えてみたら3千メートル級11峰,4千メートル級3峰.いよいよ今年ももうすぐ夏山シーズン.来月初め(4,5,6日頃)にプラハ在住の登山仲間とスロヴァキアのハイ・タトラ山に登ることにした.タトラ山には,スロヴァキア科学アカデミーの天文台があり,そこの所長はよく知っているので山小屋などを紹介して頂く予定.誰か他にいっしょに行きますか?
続きを読む

andromedayaki at 20:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
プロフィール

SOLA

流星-彗星-小惑星を追い求め世界を放浪する天文学者の四方山話。地球(チェコ-台湾)を拠点に宇宙・科学・文化・芸術・音楽を楽しむ旅人生ブログ。

最新コメント
空 犬