宇宙研
September 16, 2005
September 12, 2005
小惑星イトカワに到着!!!
<詳細情報提供 JAXA/ISAS>
2年4ヶ月の旅を終え本日9月12日午前10時(JST)、小惑星探査機ハヤブサは、25143小惑星イトカワに到着した。やったー!
凄過ぎる画像を前に現場では議論が絶えない。夢にも出てきそうだ、小惑星糸川さんが。
それにしても何でこんな地形になってしまったのだろう...
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2年4ヶ月の旅を終え本日9月12日午前10時(JST)、小惑星探査機ハヤブサは、25143小惑星イトカワに到着した。やったー!
凄過ぎる画像を前に現場では議論が絶えない。夢にも出てきそうだ、小惑星糸川さんが。
それにしても何でこんな地形になってしまったのだろう...
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September 11, 2005
小惑星イトカワ,素朴な疑問?
(詳しくはJAXA/ISAS発表資料参照)
素朴な疑問が次々に沸き起こる。
- 何故こんな小さな天体(500mサイズ)にクレータやボールダー,台地,山脈地形など一著前の地形が形成・残されているのか?
- 何故太陽系の他の惑星とは反対向きに自転いるのか?
- この小惑星は何処から来たのか?
- この小惑星の寿命はどのくらいなのか?何処へ行くのか?
- 糸川起源流星フラグメントは,もしかしてあの欠けた部分がやってきたものではないか?
………
あなたの素朴な疑問を教えて欲しい。
僕たちプロは余りに毒されている。
初めて見る姿なのに,感動が少な過ぎるのではないか?
アマチュアだった頃の素朴な視点を忘れているのではないか?
あなたの素朴な疑問の中にこそ,太陽系物理の重要なヒント視点が隠されているかもしれない。
そんなヒントも鑑みて観測や解析を行っていけたらと思う。
探査機の運用と解析に追われて,寝る間もじっくりと考える時間すらない。
とにかく僕達は今,世界で一番エキサイティングな太陽系探査の特等席に座っているのだ。少なくともこの3ヶ月は,倒れるまで頑張って,そして楽しみたい。
素朴な疑問が次々に沸き起こる。
- 何故こんな小さな天体(500mサイズ)にクレータやボールダー,台地,山脈地形など一著前の地形が形成・残されているのか?
- 何故太陽系の他の惑星とは反対向きに自転いるのか?
- この小惑星は何処から来たのか?
- この小惑星の寿命はどのくらいなのか?何処へ行くのか?
- 糸川起源流星フラグメントは,もしかしてあの欠けた部分がやってきたものではないか?
………
あなたの素朴な疑問を教えて欲しい。
僕たちプロは余りに毒されている。
初めて見る姿なのに,感動が少な過ぎるのではないか?
アマチュアだった頃の素朴な視点を忘れているのではないか?
あなたの素朴な疑問の中にこそ,太陽系物理の重要なヒント視点が隠されているかもしれない。
そんなヒントも鑑みて観測や解析を行っていけたらと思う。
探査機の運用と解析に追われて,寝る間もじっくりと考える時間すらない。
とにかく僕達は今,世界で一番エキサイティングな太陽系探査の特等席に座っているのだ。少なくともこの3ヶ月は,倒れるまで頑張って,そして楽しみたい。
September 09, 2005
糸川までもうすぐ!
(詳しくはJAXA/ISAS発表資料参照)
小惑星「イトカワ」まで100kmを切った!表面にはクレータらしい模様が複数見受けられる。予想以上に表面は起伏に富んでいるのかもしれない。いよいよ測距補足が可能になるか?そろそろ自転軸も決めて欲しい。
小惑星「イトカワ」まで100kmを切った!表面にはクレータらしい模様が複数見受けられる。予想以上に表面は起伏に富んでいるのかもしれない。いよいよ測距補足が可能になるか?そろそろ自転軸も決めて欲しい。
September 08, 2005
大荒れの宇宙天気と探査機ハヤブサ
本日未明9月8日2時(世界時7日17時)に、X17クラスの猛烈な太陽フレアが東端で発生。フレアの強さ(太陽のX線強度)がX1(X1 = 1x10E-4 Watts/m2 )というレベルに達すると大規模フレアと呼ぶが、太陽活動極小期にも関わらず、今回のフレアは30年間の観測史上第5位に入る超特大フレアだった。フレアに伴う高エネルギー宇宙線は、探査機や衛星にとっては時には重大な影響を及ぼしかねない。「はやぶさ」は、地球から見て太陽の裏側(東寄り)にいるので、太陽活動がモニター出来ないのだが、恐らくあちらは大荒れの宇宙天気であろう。小惑星まであと150km、フレアに負けずに頑張れ「はやぶさ」。
今日では、宇宙天気予報という分野がある。NOAAの「Space Weather Today」や「Space Weather.Com」などがある。日本では、情報通信研究機構が情報を提供しており、メールサービスも行っている。オーロラの予報なども可能である。
今日では、宇宙天気予報という分野がある。NOAAの「Space Weather Today」や「Space Weather.Com」などがある。日本では、情報通信研究機構が情報を提供しており、メールサービスも行っている。オーロラの予報なども可能である。
September 06, 2005
見えてきたぞ、小惑星イトカワ!
(詳しくはJAXA/ISAS発表資料参照)
探査機はやぶさは、時速10kmでゆっくりと小惑星イトカワに接近中で、現在の距離は約500kmである。宇宙研が発表した「はやぶさ」から撮影された画像では、面光源としてのイトカワが明らかに見えて来ている。数ピクセル程の長軸だが、ピーナッツ状(そら豆状)の面輝度の高い部分と、その間の窪みが確認できる。既に発表されているレーダモデルと比較してみると(左図)、似ているようで似ていない。やっぱり行ってみないと分からない地形があるようでワクワクするなぁ。
探査機はやぶさは、時速10kmでゆっくりと小惑星イトカワに接近中で、現在の距離は約500kmである。宇宙研が発表した「はやぶさ」から撮影された画像では、面光源としてのイトカワが明らかに見えて来ている。数ピクセル程の長軸だが、ピーナッツ状(そら豆状)の面輝度の高い部分と、その間の窪みが確認できる。既に発表されているレーダモデルと比較してみると(左図)、似ているようで似ていない。やっぱり行ってみないと分からない地形があるようでワクワクするなぁ。
August 15, 2005
「はやぶさ」ニュース
本日,小惑星探査機「はやぶさ」の記者発表がJAXA/ISASから行われた。順調に飛行を続ける「はやぶさ」は,来月いよいよ小惑星に到着して観測を開始する。最初は小惑星から20km,次に7kmの距離に近づいて様々な観測を行っていく。今日発表された小惑星像は,スタートラッカ(STT)カメラによって,小惑星イトカワが撮影されたものだ。視野角40x30度,ピクセル分解能が 6 arcmin/pixel ほどなので,35000kmの距離だと60kmの分解能しかなく(小惑星イトカワの大きさは0.5kmほど)まだイトカワは点像だが,今月末には20 arcsec/pixelの航法カメラ(ONC-t)で,3500kmの距離から分解能0.3kmで撮影するので面光源として捕らえられるだろう。
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August 11, 2005
「すざく」残念
先日無事に打ち上がったX線衛星「すざく」のX線カロリメーター・XRS(X線源のスペクトルを測定する高分解能のX線分光計)に不具合が発生した。詳しくはISASの宇宙ニュースに掲載されている。世界一の分解能を誇る「すざく」のメイン機器であるだけにショックなニュースである。XRS冷却のために使う液体ヘリウムが,全て気化して無くなってしまったそうだ。他への影響(軌道のずれや,他の搭載機器への影響)が少なければいいのだが。。。。。
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